もし、自分が亡くなったとき、
自分の遺品をどうして欲しいですか。
私ならお気に入りの、ごく一部のもの以外は、
処分して欲しいとも思いますね。
生前気に入って使っていた物は、
誰かが喜んで使ってくれたらうれしいと思います。
自分が気に入っていた物でも、
遺族が仕方がなく持っていて、捨てられないで重荷になるくらいなら、
捨ててもらった方がいいです。
今、社会で家族の在り方に変化が起きているそうです。
「遺品はいらない。すべて処分して欲しい」と依頼する人が増えているんだとか。
家族の絆が薄かったり、遠方でなかなか片付けが難しいなどです。
どちらにしても、遺品整理は遺族で何とかしなくてはならない。
その時に、自分たちでやるのか、業者にお願いをするのか、
決めなくてはいけません。
無理をせず、自分たちの生活に合わせて選ぶといいと思います。
もしものときの参考にしていただけたらと思います。
遺族が自分たちで遺品整理する
生前、物を集めることが好きだったゆえに物が多かったり、
物が捨てられなくて、ガラクタが多いと身内は大変です。
高齢者になって、体力や気力もなくなってくると、
片付けようにも、自分ではどうすることもできなくなるのです。
亡くなった方の遺品の管理は身内でやるしかありません。
業者に依頼せず、自分たちで整理をする場合、
時間と労力が必要となります。
思い出の品物も多くあるので、心と体に負担のかかるつらい作業ですが、
遺族の気持ちを整理する作業でもあります。
絶対に見つけなくてはならない物
資産(預金通帳・土地の権利書・保険証券や株券など)、
貴金属や現金。
時間が経つと相続の手続きが面倒になる場合があるためです。
想い出に優先順位をつける
分ける作業
遺品整理とはすなわち、想い出に優先順位をつけることです。
その際に、明確な三つの基準を設けておくと、迷うことが減ります。
それは『必要なもの』『捨てるもの』『保留』、その三つに分けて整理するといい。
遺品の片付けが進まないのは迷うから。
迷うと時間と体力をどんどん消耗してしまいます。
なので、少しでも迷ったら『保留』としてまとめておき、後で考えるのがコツなんです。
と、教えてくださるのは、「片づけなきゃ親の家」の著者の杉之原冨士子さん。
使えるかどうかを考え出すと、遺品の片付けは完全に停滞すると言っています。
想い出のある品物だから、
捨てるのか、とっておくのかを考える時間を掛けないことを意識して、
まずは分類する作業をします。
保留の物は、ある程度落ち着いてから片付けます。
遺品整理を業者に依頼する
親族が遠方にいたり、忙しくてなかなか自分たちで整理ができないときや、
思い入れが強すぎて片付けが進まない場合、
遺品整理士という資格を持つ業者や、経験豊富なプロにお任せする方法があります。
ただ、費用がかかり、業者によって金額に幅があります。
追加料金を請求される場合も出てきます。
また、悪徳業者は金額を低めに設定し、
後から高額な金額を請求したり、不法投棄をすることがあるので、
複数の業者から見積もりを取ったり、
分からないところを明確にすることが大切です。
生前整理
物は自分が生きてきた証でもあります。
将来、老いた時に健康で元気でいたいと望んでいても、
現実は体力が落ち健康も体調も良いという保証はどこにもありません。
自分が亡くなったあと、自分の荷物はどうなるんだろう。
漠然と心のどこかで気になることはありませんか。
自分にもしもの事があって、残された人が大変な思いをしないように、
元気で若いうちにシンプルな生き方をするのが、私の理想です。
子供が自立し、パートナーが亡くなって自分ひとりになったときや、
自分が先に亡くなったとき、自分の所有物はどうなるんだろうと言う不安があります。
自分が死んだあと、自分の遺品を整理してくれるのは誰なのでしょうか。
そんな心配もなく、楽しく人生を送りたいと思いませんか。
まとめ
今回の記事は、最近実父を亡くした友人から、
後片付けの大変さを聞いて、まとめてみました。
亡くなった直後は、本当につらかったと思います。
しかし、その後心の整理もできないうちに直面するのが、
家の片付け。
賃貸ならなお更、急いで作業に取り掛からなくてはなりません。
業者にお願いするなんて冷たい身内・・・
そんな事は、絶対にありません。
自分でやるのが辛くて心が折れそうになる場合は、
いっそのこと、お願いした方がいい場合もあります。
自分のニーズに合わせて考えればいいですね。
私たちが、これから考えなくてはならない事は、
自分が亡くなったとき、
残された身内が自分の荷物のことで、
大変な思いをしないように考えることです。
だからと言って、何も物を持たない生活をしなくてはいけない、
と言う事ではありません。
人生も後半に差し掛かったら、
自分のお気に入りだけを周りに置き、
掃除や片付けが、時間も労力も最小限で済むようにした方がいいと思うのです。
後は、自分の好きなように、
自分のために時間を使いたいですね。
そんなシンプルな生活素敵だと思いませんか。

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